今回は「スーツの最適な袖丈（そでたけ）」について解説をしていきます。
既製品ではなかなかご自身に合った袖丈を決めるのは難しいと思いますが、フルオーダーメイドのサルトリアSyuhariではお客様お一人おひとりに合わせた袖丈をミリ単位で調節することが可能です。

スーツやジャケットの袖丈が短すぎたり長すぎたりすると全体のシルエットに影響し、だらしなく見えてしまうことも。袖丈一つで相手へ与える印象も大きく変わってしまうのです。最適な袖丈のスーツを身に纏うことでスタイルアップ、好印象を目指していきましょう。

スーツ・ジャケットの袖丈とは？

袖丈とは上着の肩先～袖口までの長さのことを言います。スーツ・ジャケットの採寸では袖と肩の縫い目の頂点～袖口までを計測します。袖口（そでぐち）とは袖の最後の部分、手首の部分の事を言います。そのため、当たり前の用ですがお客様お一人おひとりの腕の長さによって袖丈も変わってくるのですね！

メンズとレディースで適切な袖丈が違う？

採寸の仕方は一緒ですが、実はメンズとレディースでスーツ・ジャケットの適切な袖丈は異なるのです。既製服のお店ではなかなか教えてくれない豆知識、メンズとレディース、それぞれの袖丈の違いについてご解説致します。

■メンズのスーツ・ジャケットの袖丈
メンズの袖丈は、腕を自然に下ろしたときに「親指の先端から11～12cm」が適切です。
その際、インナーのシャツの袖は1cmほど見えているのが望ましいです。
メンズは時計を着ける場合が多いため、サルトリアsyuhariでは採寸の際に実際に着ける時計の厚みを考慮し採寸しております。時計の厚みの分だけ袖口を大きくすることにより、時計を見やすく、また袖口の生地が摩耗することを防ぎます。

 

■レディースの袖丈

レディースの袖丈は、「手首より1～1.5cm下」が望ましいとされています。お客様の採寸時には、手首をペンギンのように水平に伸ばしたときに袖が少し肌に触れるくらいとお伝えしております。
レディースではメンズと違いシャツなどのインナーをスーツやジャケットの袖口から見せることは基本ありません。また、袖口を干渉するほど大きな時計をつけることも想定をしておりませんので、メンズとは袖丈、袖口のおつくりが変わってくるのですね。もちろんレディースのお客様でも大きな時計をお召しになる方は袖口の調整をいたしますので、採寸の際にお申し付けくださいませ。

?いかがでしたでしょうか？袖丈一つでスタイルの清潔感は変わってきます。フルオーダーのみならず、既製品を選ぶ際にもお役立ていただける豆知識、袖丈について以前よりさらに興味を持っていただけましたら幸いです。

「袖のボタンの数」につきましてはジャケットやスーツの袖ボタンの数はどうやって決める？
や「袖ボタンをつける意味」につきましては、意外に知らない袖ボタンの意味とは？
にてご解説しておりますのでよろしければ覗いてみてくださいね。