オーダースーツ・ジャケット・コートの出来栄え、お仕立ての良さを方程式で表現するのであれば「仕上がり＝技術（採寸・縫製）×素材（生地）」。
どんなに良い技術があっても、またどんなに良い素材を用意しても、それぞれのバランスが一致しなければ完成度は上がりません。
特にビジネススーツでは無地のグレーかネイビーの生地、フォーマルであればブラックの無地という制約の中で表現をするため、素材の良さによって仕上がりに大きな違いが出てきます。
大きな違いというのは生地の見た目のみならず着心地や丈夫さ、全体のシルエットなど、つまり生地が変われば人に与える印象も変わってきます。
それほど生地選びというのはオーダースーツ・ジャケット・コートでは重要になってくるのですね。
Syuhariではお客様に最高の着心地、肌触りをご堪能頂けるよう、バイヤー選りすぐりの世界を代表する最高級の生地をご用意しております。
例えば世界最古の毛織物ブランドであるPIACENZA（ピアツェンツァ・ピアチェンツァ）、
エルメスやプラダをも顧客に持つDRAPERS（ドラッパーズ）、ナポリのCACCIOPPOLI（カチョッポリ）、高級プレタポルテとしても人気を誇るErmenegild Zegna(エルメネジルド・ゼニア）やLoro Piana(ロロ・ピアーナ)、日本を代表する老舗毛織物メーカーの日本毛織（にほんけおり・通称「ニッケ」）など、多数ご用意しております。
また自称生地マニアのバイヤー自らが世界中から買い付けた、保存状態の良いヴィンテージ生地やデッドストック生地もお取り扱いがございます。
あまり知られていませんがヴィンテージ生地には独特の重厚感があり、色柄や風合いや雰囲気が現行品とは異なる希少価値の高い逸品です。
年々腕の立つテーラーの軒数が減っておりますが、当時は今以上にテーラー業界が盛んだった時代。どの生地ブランドも他社に品質が負けない様競いながら作っていました。
そのためヴィンテージ生地やデッドストック生地には現在の生地にはない凝った作りや贅沢な生地を稀に見つけることができるのです。（デッドストックのなかには採算度外視で贅沢な生地を作り続けてしまい、惜しまれつつ廃業してしまった生地屋さんも生地もあります）
そのほかお客様のご要望をお伺いし、ブランドからのお取り寄せやお持ち込み生地でのご依頼も承っております。
知れば知るほど魅力にあふれているオーダー生地の世界。
それぞれの生地の特徴、選び方の基準等につきましては改めてご紹介いたします。