フルオーダーコート

シュハリのオーダーコートへのこだわり

スーツやジャケットをお召しにならない方でも、一着は手元に置いておきたいと思う上質かつ高級なコート。10代、20代の頃はカジュアルなコートやダウンジャケットを毎年そのシーズンの気分に合わせて購入するのもとても楽しいものですが、ふと年配の方や会社の同僚がシンプルで上質なコートを身に纏っているのを見ると「そろそろ自分もいいコートを一着用意しようかな」と思われることも多々あるかと存じます。

男性用(メンズ)のオーダーコートであれば一着目はブラック(黒)やネイビー(紺色)、キャメル(らくだ色)、女性用(レディス)であればその2色に加えベージュやグレー(灰色)が一生もののコートの定番。素材はウール(毛)も十分素敵ですが、より暖かく柔らかな軽さを求めるのであればカシミヤ素材が入ったラグジュアリーな生地をチョイスしたいところ。デザインは紳士もののオーダーコートの場合は英国風のチェスターコートが有名ですが、女性の場合はイタリア風のガウンタイプもエレガントで素敵ですね。
それに加えて、シュハリのオーダーコートの場合はダブルフェイスと呼ばれる一枚仕立ての贅沢なお作りのコートもございますので、ご自身にとっての最高の一着を作るには色々と想像力や夢が膨らむものです。(ダブルフェイスのお仕立てにつきまして後程ご紹介を致します)

さて、このようにご説明を始めるとどんどんと夢が膨らむ高級フルオーダーコートの世界。

シュハリではオーダーコートの他、オーダースーツオーダージャケットのご用意がございますが、こちらではフルハンドメイドのオーダーコートの魅力についてご紹介をして参ります。
どうぞごゆっくりとご覧くださいませ。

フルオーダーならではのジャストサイズ

メンズシングルコート

ブカブカであったりパツパツであったり、お客様のお身体に合っていないスーツやジャケットが野暮ったく見える事と同じで、コートもお身体に合っていないと野暮ったく見えてしまうアイテムの一つ。加えてお身体にサイズ感の合っていないコートは身体との接点が合っていないため羽織っていると非常に重く感じられ、短時間の着用でも肩が凝ってしまうと言われています。(もしくはサイズが小さいとピッタリし過ぎて窮屈感がでてしまいます)

実はコートは女性にとってのドレス・ワンピースと同じで全体の布面積が大きくなる分、お身体にジャストフィットするのが難しいお洋服の一つ。例えば立派な肩幅にサイズを合わせるとコート全体のサイズが大きくなってしまい袖(そで)や丈(たけ・コートの長さ)がブカブカに。その逆で華奢な肩幅に合わせると袖や丈がツンツルテンに。はたまたウエストサイズに合わせると肩のサイズが合っていないうえに丈も何だか長めに…というように、少しでも日本人の平均体形と異なる部分があるとせっかくの海外有名高級ブランドの上質なコートでも「なんだかしっくりこない…」という現象が起こってしまいます。

レディースコート

さらにレディスコートの場合、女性の憧れでもあるマックスマーラやロロピアーナ、エルメスといった海外高級ブランドのコートはほとんど身長170cm以上という外国人体形に合わせて仕立てられたものがほとんど。一生もののコートを買おう!と意気込んで試着してみたものの、なんだか子供が大人のコートを着ているみたい…と落胆されたことのある方も多いのではないでしょうか。(何を隠そう、私がその経験者の一人でもあります)

その点、フルオーダーコートは肩幅もウエストも袖も丈も全てお客様のお身体に合わせたジャストサイズ。一回目の仮縫いをされたお客様の殆どが男性女性問わず「カッチリとしたシルエットでも自分の身体に合ったコートだと、こんなにも軽くて着心地がよいのですね!」と驚かれます。
その秘密は職人自らが行うフィッティングにもあります。

レディースコート

職人自らが行うフィッティング

仮縫い(かりぬい)という言葉を耳にしたことはありますでしょうか?シュハリはお客様に満足のいくフィット感、シルエットをご提供するため1回目の仮縫い、2回目の仮縫い(中縫い)、場合によっては3回目の仮縫いも行う類まれな工房です。
シュハリのオーダーコートの仮縫いでは採寸から得られるお客様のサイズのみならず、コートを着用されるシーンやお身体のクセ等もお伺いしながらフィッティングを行います。例えば同じデザインのオーダーコートでも、お車を頻繁に運転される方と電車にご乗車される方とでは袖回りのお作りが変わって参ります。同じように、オーダーコートの下にメインとして着用されるのがスーツやジャケットの場合と、セーターとでは胸や胴回りにもたせる余裕が変わって参ります。
女性の場合、オーダーコートの中にお召しになるものお洋服がワンピースかセーターなのか(はたまた両方なのか)、またお召しになる際に想定される足元がパンプスやブーツなどのヒールがあるものなのか、スニーカーやフラットシューズなのかによっても変わって参ります。
その他こちらでは書ききれない程オーダーコートのフィッティングの際には職人がお客様を想い留意する点が多々ございますが、それこそがシュハリ仕立て。既製服からサイズのみを合わせたパターンオーダーやイージーオーダーとは一線を画していると言えるでしょう。

フルオーダーならではのオリジナルデザイン

映画で女優さんが着用されていたコートに憧れがある、雑誌で見かけたコートの色違いを作りたい、昔購入したコートが傷んできたので、同じデザインのオーダーコートを仕立てたい、Syuhariでは社内のパタンナーがデザインを起こしますので、そんなお客様のご要望にもお応えいたします。
オリジナルデザインを起こす場合はカシミヤやウールといった本番生地で製作に取り掛かる前に、トワルとよばれる原寸大の試作品を事前に作成致します。ご希望がございます場合は、綿素材(トワル)でワンピースとしても着られるものを誂え、一着プレゼントを致します。

ダブルフェイスの魅力

ダブルフェイスとは2枚の生地を張り合わせて1枚にしたふっくらとした厚手の生地を一度ほどき、再度縫製をして裏地をつけずに仕立てる技法の事をさします。2枚の生地でできているため英語では「ダブルフェイス」、1枚の生地で製作しているように見えるため日本語では「一枚仕立て」とも言われています。
当店では通常カシミヤを混合した生地を仕様するため、肌に触れる部分も触り心地が良く、裏地をつけないため軽量に仕上がるのが特徴です。通常は秋冬物のジャケットやコートで採用する方法で、オーダーされたお客様からは「まるでカーディガンのようにふわりと羽織れます」とご好評を頂いております。
また、ダブルフェイスのオーダーコートのみならず当店はすべてのお洋服の2/3以上の工程を手作業で行うハンドメイドの工房でございます。ダブルフェイス&ハンドメイドというのはわたくしどもの業界では「最上級の贅沢」とも言われており、一度その違いを体験すると「今季はこのダブルフェイスのオーダーコートしか着ませんでした」という有難いお声を頂戴するほどでございます。

見た目の特徴と致しましては縫製部分から感じられるダブルフェイス特有のふっくらとした膨らみと立体感。軽くてふんわりとした着心地のため肩ひじ張らずに着られるスポーティーな雰囲気をもちつつ、ラペル(襟・えり)や胴回りの立体感が大変美しいお仕立て上がりです。オーダージャケットやオーダーコートに精通している方からみると「おっ!」と一目置かれる大変贅沢なお仕立てのお洋服になります。

ダブルフェイス仕立てはオーダーコートのみならずオーダージャケットでも承っております。お気軽にご相談くださいませ。

スタイル生地の種類お仕立て賃生地代合計(税込)
コート(シングル)Syuhari指定生地orバンチブック¥280,000¥50,000~¥330,000~
コート(ダブル)Syuhari指定生地orバンチブック¥300,000¥60,000~¥360,000~
カシミヤコート(シングル)Syuhari指定生地orバンチブック¥280,000¥100,000~¥380,000~
カシミヤコート(ダブル)Syuhari指定生地orバンチブック¥300,000¥110,000~¥410,000~

ダブルフェイスお仕立て賃(オプション)

Syuhari指定生地orバンチブック¥30,000¥30,000

 

上記プライスリストには下記の仕様が含まれております。
・パターン(型紙)作成
・仮縫い(2回)
・天然素材ボタン(本水牛・貝等)
・ハンドステッチ
・ネーム入れ
・ポケットの種類・数のご変更
・ピーク衿へのご変更
・裏地
・切羽仕様の袖口

※お子様用、ロング丈等、使用する生地量の増減がある場合等は別途ご相談になります。

 

ふるさと納税の返礼品としてもご購入いただけます
Syuhariのフルオーダーコートは愛知県豊橋市のふるさと納税の返礼品としてもご購入いただけます。詳細につきましては
「ふるさと納税」の返礼品として出品しておりますをご覧くださいませ。