今回は、レポートブログになります。フルオーダーのテーラー、ビスポークを営む立場として必要な知識と確信し、イメージコンサルタント(通称：イメコン)の資格を持っている方に、実際に「パーソナルカラー、骨格タイプ、顔タイプ」について総合的に診断していただきました！
一度受ければ、フルオーダーのジャケットやスーツはもちろん、プレタポルテ（既製服）を選ぶ際にも役立つと言われるイメージ診断。結論から言うと「診断を受けてみてとてもよかった」です！
まずは私の結果からご説明させていただきますね。
【診断結果】
▶︎パーソナルカラー…イエベ春(ブライトスプリング)
▶︎骨格タイプ…ウェーブ
▶︎顔タイプ…ソフトエレガント、エレガント
こちらの結果でした。事前に独学をした上での自己判断と大方一致をしておりましたが、こんな服も似合うんだ！こんな色が顔色を良くしてくれるんだ！という新しい発見もありました。
それでは、それぞれの診断について詳しくお話ししていきます。
パーソナルカラー
パーソナルカラーと聞いて思い浮かべる一般的な区分はイエローベーススプリング、オータム、ブルーベースサマー、ウィンターの4タイプですが、今回はさらに細かく16タイプに分かれている中から診断していただきました。(16タイプの画像は手元にありませんので、ぜひウェブで検索をしてみてくださいね)
その中でも私の結果は「イエローベース ブライトスプリング」でした。
診断方法は様々な色の布を当てていただき、顔色が明るく見えるか、髪の艶が綺麗に見えるか、顔と色との馴染み方などを客観的に見比べていただきました。
そうした工程を経て自分が最も綺麗に見える「ベストカラー」を何色か選んでいただきました。
私が選んでいただいたベストカラーの写真を参考例として載せておきます。
ブライトスプリングは澄んだ色似合うのが特徴。サマーやオータムの色でもくすみがなく青みがかりすぎないものであれば似合う色はたくさんあるそう。イエローベースであることは予想していましたが、自分が思っていたよりも鮮やかな色が得意ということが分かりました。
骨格タイプ
こちらは自己判断で予想していた通り、「ウェーブタイプ」でした。
診断方法は目視と体型の悩みを聞いていただく形でした。下半身から太りやすいか、胸回りが寂しく見えがちかなど当てていただき、まさにその通り！と思える診断でした。
骨格タイプについては前回のブログお洋服選びに役立つ！
女性の骨格タイプ診断で詳しく触れているのでぜひご覧ください。
顔タイプ
顔タイプは「ソフトエレガントとエレガントの中間」でした。
顔タイプ診断って？という方は、こちらの記事を参考にしていただくと分かりやすいかと思います。
顔タイプ診断とは？セルフチェック方法と8つのタイプ | ハルメク暮らし
診断方法は少し離れて引きで顔のイメージや形、パーツの凹凸を見てもらうことで、客観的な診断をしていただきました。
このタイプは、華やかなデザインや大きめの柄が似合うそうです。ファッションの系統で言うとコンサバが似合うのだとか。伝統的なテーラードジャケットやスーツをお取り扱う身としては少し安心を致しました（笑）。似合うメイクは艶系でした。これまで控えめな柄やアクセサリーを選んでしまうことが多かったので、とても新鮮な結果でした。今後はもう少し華やかなデザインにも挑戦してみたいと思います！
■パーソナルカラー、骨格、顔タイプどれを優先する？
それぞれの診断についてお話ししてきましたが、ここで疑問が生まれた方がいるかもしれません。自分の診断結果は分かったけれど、「どの診断を優先して服をオーダーしたらいいの？選べばいいの？」ということです。
プロの方によれば、「顔タイプ」を一番に優先すべきだそうです。考えてみればその人個人を強く表しているのは顔ですので納得の答えですよね。まずはお顔に合ったお洋服のデザインから決め、その中で自分に似合う色のものを選ぶと良いそうです。
スーツの色の豆知識
さて、ここからいよいよフルオーダーテーラー、ビスポークならではの豆知識になります。シャツにジャケット、パンツ、ネクタイなど。スーツやジャケットを構成するアイテムはたくさんありますよね。それらの色合わせに悩んだことはありませんか？
例えばスーツやジャケット生地では「グレー」という色の中にも「イエローベース寄り」のもの、「ブルーベース寄り」のものがあったりします。
しかしお服やオーダースーツ生地、オーダージャケット生地単体で色の違いを見分けるのは意外と難しいですよね？
そこで、イエローベースの色かブルーベースの色かを見分ける方法をお伝えします。それはずばり、「ブラウンとブラックのものを合わせたときにどちらが馴染み良く見えるか」です。フルオーダーの際は選んだグレー系の生地に対して、ブラウンの生地とブラックの生地を重ねてみる方法になります。
ブラウンに馴染む色はイエローベース、ブラックに馴染む色はブルーベースということですね。
ベースの色を合わせれば、色の統一感が出て間違いないコーディネートができます。
また白いシャツを選ぶ際は、イエローベースの方は生成りのようなクリーム色に近い白を、ブルーベースの方は真っ白な漂白されたような白を選ぶとお似合いになります。
■診断を受けて
自分の特徴をプロの方に詳しく見ていただき、自分に似合うものが分かり、服選びやコスメ選びで迷うことが少なくなりました。
しかし、全ての診断はこれを絶対に着てはいけないということではありません。苦手とされる色やデザインも工夫次第で取り入れることは可能です。
フルオーダーのテーラー、ビスポークは男性中心の世界のため、あまりカラー診断や顔診断をメソッドとして取り入れているお店を見かけませんが、男性でもご自身に似合う色や形が分かるとより自信をもって似合う装いをお楽しみいただけます。
弊社はお客様のご意見を尊重しながら、お客様が最も美しく見えるフルオーダーのスーツ、ジャケット作りをしております。
ご自身の個性を上手く取り入れながらワンランク上のファッションを楽しんでいきましょう。