こんにちは、豊橋の高級オーダースーツ・ジャケット・コートのテーラー(仕立て屋)Syuhari(シュハリ)です。
こちらではお洒落と車が大好きなSyuhariオーナーの日々のコーディネート、着こなしをご紹介いたします。
同じくお洒落が大好きなみなさまのお役に立てますように!
フレンドリーに商談をする際のスタイル
先日のオーナーの着こなし塾『映画007の4代目Mに憧れて』と同じスーツを着用しながら、前回よりも親しみやすさをプラスした着こなしをご紹介いたします。
今回は「フレンドリーに商談をする際のスタイル」。
かっちりとしたスーツを着用しながら、相手に安心感や信頼感を与えやすいコーディネートのコツをお伝えします。
スーツ自体は前回と同じものですので、全体的にシャープな印象は崩さないまま、ネクタイやシャツのコーディネートでフレンドリーさを出していきます。
まずはネクタイ。色調を抑えた濃紺にすることによりシャープさと清潔感をキープします。
ですが、ここで少し遊び心を。ネクタイの柄をミニチュアダックスフント柄にすることにより可愛らしさをプラス。英国王室御用達ブランドのDAKS(ダックス)は上品なアニマル柄ネクタイのラインナップが豊富なため、少しだけ可愛らしいネクタイが欲しいときにおすすめです。
特に不愛想な営業マン(失礼)、強面の上司、近寄りがたい経営者と思われがちな方、ぜひこのテクニックをお使い下さい。この人、実は結構お茶目なのかも?というプラスな印象を相手に抱いてもらいやすい、いわゆる「ギャップ萌え」作戦です。
次はシャツ。同じくシャープさと清潔感を維持したままフレンドリーさを出すため、水色にピンク色のストライプの入ったシャツをチョイス。全部がピンクのシャツだとコントラストが強くなりすぎるため、水色とのストライプでアクセント程度に指し色に。さらにクレリックシャツにすることでビジネスシーンに必要な清潔感をキープします。(クレリックシャツに関しては後程ご説明します)
パステルトーンのピンクが相手に安心感を与えるのは皆さんもよくご存じなはず。
ピンクが苦手な場合は、ライトグリーンやライトオレンジなどの他のパステルトーンの色味でもいいですね。
♦ジャケット: ミッドナイトブルーのストライプ。ピークドラペル。ダブルステッチ
オーナーの着こなし塾『映画007の4代目Mに憧れて』と同じ
♦シャツ: ピンクと水色のストライプ・クレリックシャツ
♦ネクタイ:濃紺・DAKS(ダックス)
♦ポケットチーフ:ホワイト
♦カフス: ARMANI(アルマーニ)
♦腕時計: OMEGA(オメガ)
最後に本日の豆知識。「クレリックシャツ」とは襟とカフス以外の部分に柄や色無地が入っているシャツのこと。クレリック(Cleric)とは元来聖職者・修道士を意味する言葉で、彼らが着ていた白い立ち襟の服に似ていることが由来です。昨今では英国のロイヤルファミリーが好んで着用しているため、ご存じの方も多いかもしれませんね。
「クレリックシャツ」はビジネスシャツのデザインの中では最もドレッシーなシャツとも言われているため、1枚羽織るだけで知的で華やかな印象に。夏場のクールビズなどで上着を脱ぐ際でも上品な装いを楽しめるシャツとしておすすめです。