Syuhariのジャケット・スーツは最強の戦闘服

ジャケット中縫い風景

こんにちは、フルハンドメイドオーダー、SARTORIA Syuhari(サルトリア シュハリ)のSinn(ジン)です。
本日はシュハリが大切にしている「形(かたち)」についてご紹介をいたします。

まず最初に、わたくしどもはSyuhariのジャケット・スーツが、お客様にご提案できる最強の戦闘服だと考えています。
では“戦闘服”とはどのような意味か?分かりやすく表現している、わたくしの好きな小説を例にご紹介いたします。

明治から昭和にかけて活躍をした小説家、菊池寛(きくちかん)さんの「形(かたち)」という小説はご存じでしょうか。
あらすじは、
槍(やり)の名手中村は、戦場へ出かけるときは決まって「猩々緋(しょうじょうひ)の服折を着て、唐冠纓金(えいきん)の兜(かぶと)」という派手な装束でむかいます。
槍の腕前はもちろんの事、対峙した相手は、その装束、形を見ただけで、おそれをなして負けてしまいます。
 ある時、主君の息子の初陣に自分の装束を貸し、「その日に限って、黒皮縅(おどし)の冑を着て、南蛮鉄の兜をかぶっていた」ので、いくら、いつものように口上を述べても、相手はその見た目から怯むこともせず、遂には名もない雑兵に簡単に負けてしまう、
という話です。
(5分程で読める短編小説です。機会がありましたらお手に取ってみてください)

この小説の主題は、「中身も大事だが、それと同じぐらい形を整えなければ、中身を見てもらえない。だから大事な場面では中身と同様に外見も重視すべきだ」と読み取れます。

こちらの小説の指す戦闘服はまさに“戦い“のための装いでありますが、現代における闘いの場は、いわゆる「ここぞの時」。
仕事などのビジネスシーンのみならず、普段の生活の場や遊びの場においても、時、場所、状況に応じて、最上の形(かたち)を纏うことが必要だと考えます。

例えばビジネスでの重要な会議や商談、プレゼンでのワンシーン。緊張し上がってしまい、思うように力を発揮できなかった事はありませんか。
初めて参加をした異業種交流会やパーティーで場の雰囲気に圧倒され、あまり交流できないまま時間が過ぎてしまったといった経験は無いでしょうか。

プライベートのシーンであれば、お洒落なレストランやホテルに足を運ぶ際、また数年ぶりの同窓会や旧友との再会などで着ていく服が無いと思ったことはありませんか。
はたまた、現在であれば婚活パーティーに出席された際などに、自分の服装に自身が持てず、周りの方の身なりに負けてしまうと感じたことはありませんか。
他にも結婚の相手のご両親に挨拶をする際や格式高いセレモニー、目上の方におもてなしをする際などマナー上、装いに細心の注意をはらわなければならない時もあります。

カジュアルな服装が主流となってきた今日でも、やはり「ここぞの時」にはその人の気持ちを奮い立たせ自信を与えてくれる戦闘服が必要不可欠です。
シュハリのジャケットやスーツの基本は「どこへ行っても好感度のある装い」、つまり今風に言うのであれば「モテ服」です。
お客様の必要とされる状況や、ご着用シーンをお伺いし、最適と思われる衣装、戦闘服、一張羅をご用意させて頂きます。